イヤホンズvsAice5 ライブ感想 at NHKホール

堀江由衣
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11月22日は NHK ホールにて、「イヤホンズ vs Aice5 ~それがユニット!~」に参加してきました。

何と言ってもこのイベントの注目どころは、2007年9月に解散したほっちゃんをリーダーとするユニット “Aice5” が復活ライブをするということ。6月の KING SUPER LIVE での封入チラシに「伝説の声優ユニット復活」とのアナウンスがあり、それに描かれたシルエットからそのユニットが Aice5 であることは間違いありませんでした。

 

重役出勤で会場入りを予定していましたが、スタチャカフェに行くことになり、お昼頃に秋葉原へ。ミス・モノクロームのコラボメニューが23日までなので、缶バッジを2種類とももらっておきたい。

物販は重役出勤でも買えるものがあれば買うというつもりでしたが、列に並んでいる知り合いに代理購入を頼めることになり、青色Tシャツとペンライトをオーダー。青色は Aice5 ブルーのほっちゃん色。ハッピもあるのですが、9000円もするのと、なんか寄席みたいでデザイン的に物欲を刺激しなかったのでスルー。

 

ところが、ハッピは物販開始30分ほどで売り切れ、青色Tも1時間経たずに売り切れということを知らされる。ハッピはともかく、Tシャツでこれはないわ。容易に予想できるように、一番人気は青色のはず。しかも青はほっちゃんのみならずイヤホンズのメンバーともかぶっている。本イベントは単発興行で売れ残りを出したくないのはわかるが、この数量はひどい。青色Tは10時前に来ないと買えなかったらしい(゚Д゚)

 

入場

NHK ホールへは16時頃に着。隣でやっているイベントが大音量過ぎて耳につく。16時半から入場なのだが遅々として進まず、長い入場待ち列ができている。17時頃になったら待ち列がなくなったので入場。

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イヤホンズvsAice5 NHKホール

 

今日の席は2階席。先行応募でチケット代とは別に1万円近く出したのに2階席とは! NHK ホールは1階席より2階席の方が席数が多いのだから仕方ないとは思いつつも……前方だから2階席のうちではマシとはいえ、2週間前のスフィアより同じか若干遠い。

 

開演・セットリスト

17時38分開演。緞帳が上がって、中央にあるスクリーンで出演者の紹介。ここだけを見ると、”vs” と銘打っているから対決の様相がうかがえる。

初っぱなはイヤホンズで、以下セットリスト:

01. 光の先へ / イヤホンズ
02. Re.MEMBER / Aice5
【MC1】
03. overture / イヤホンズ
04. 背中のWING / イヤホンズ
05. 私でキマリ☆/ イヤホンズ
【MC2】
06. Magic of love / イヤホンズ
07. ヒーローじゃなくていい / イヤホンズ
08. Stardust~Aice5のテーマ~ / Aice5
09. Brand new day / Aice5
【MC3】
10. ふりふり / Aice5
11: 裏・友情物語 / Aice5
【VTR1】
12: 耳の中へ / イヤホンズ+浅野真澄
13: マーブルロケット~白い月 / 堀江由衣・木村まどか・神田朱美・高野麻里佳・高橋李依・長久友紀(色被りユニット)
14. five arrows / たかはし智秋 feat. グッドルッキングガイ
【MC4】
15: プロ根!~地獄の一丁目特訓!の巻~/ イヤホンズ
【VTR2】
16: ショートショートケーキ/ Aice5
【MC5】
17. 280秒間世界一周 ~幸せのイヤホンを探して~/ イヤホンズ
18. ススメ!音羽少女隊/ イヤホンズ
19. それが声優!/ イヤホンズ
20. Lady Go!/ Aice5
21. Be with you / Aice5
22. Get Back / Aice5
【MC6】
23. あなたのお口とお耳にAice5クリームをプラグイン!/ イヤホンズ&Aice5
24. Partyしようよ!/ イヤホンズ&Aice5

≪アンコール≫
【MC7】
25: 成長!全力シンデレラ / イヤホンズ
【MC8】
26. 指先Language / Aice5
【MC9】
27. Love Power / イヤホンズ&Aice5

 

感想など

感想に入る前に触れなければならないことがある。本公演のリハーサル中にチアキングが足を負傷し、アキレス腱断裂と診断された。出演は予定通りするとの発表だったが、立てないためにメンバーの立ち回りはすべて変更で、リハをやり直したらしい。

そんなチアキングがどういう形で出演するのか?…そこに注目だった。

 

1曲目のイヤホンズの歌唱が終わり、続いて登場した Aice5 は……ソファに寝そべって歌っているチアキングの姿が見えた。なるほど、そう来たか! 「Be with you」の MV で黒人男性を従えてソファに座っていた、まさにそんな感じ。

ソファに座る姿については後の MC でエマニエル夫人を引き合いに出していた。が、これがわかるのは結構なお年でっせ。そして全員で「ご参パイ」

 

チアキングの姿を確認して安堵する。5人の衣装は復活の告知時と同じで、「Be with you」の MV の衣装。ステージからは若干遠いが、目の前で Aice5 が歌って踊っている。泣けてきたりはしなかったが、ただただ、嬉しかったという単純で素直な気持ちだった。「伝説」のユニットで8年前に解散したきり、もう目にすることはないと思っていたから。

 

開会宣言

1曲ずつ歌って、一言ずつ挨拶。本公演はイヤホンズが先輩ユニットの Aice5 に挑戦するという形を(表向きは)取っている。挑戦された Aice5 側は「前髪をむしり取ってやる」と応戦する設定である。

 

まずはイヤホンズから挨拶。黄色のりえりーをリーダーに、ピンクのがっきゅ、青のまりんかの三人。ここで私はようやくイヤホンズの顔と色と愛称が一致した。

いちばん可愛いのはがっきゅか、まりんかなんだろうが、人気があるのはりえりーらしい。しゃべりはうまいと思うし、キャラも立っている。

ただ、この日を迎えるにあたって、曲を全くと言っていいほど予習してない。9月30日に発売されたシングルは買ったよ。まぁ、それくらい。あとは「それが声優!」の OP と ED を歌っていたから、TV バージョンであれば最低 13回聴いている。

がっきゅ(ピンク):唯一方言を話せる (注:兵庫県出身)
まりんか(青色):「こうのまりか」であいうえお作文
りえりー(黄色):(お客さんに向かって)「イヤホンズに勝ってほしいと思っている人!?」

 

覚えている挨拶はこんなところ。続いて Aice5 の挨拶。

か) 8年ぶりなので前髪をむしられるのは私たちかも。
チ) セクシーギプスAice5パープルという新しいキャラができた。(中略) Aice5をキッカケに紫のサイリウムが現れた。
ほ) 私はユニットが大好きでこの日をずっと楽しみにしてきた。8年ぶりに結成したユニットがAice5。Aice5 のお客さんは優しい。
まど) 緊張して寝られなかった。
ます) まさかAice5が復活するとは思わなかった(ぉぃ (イヤホンズの)前髪をむしり取って筆を作ってやる。

 

感想 その1

MC3 ではかんちを除く4人がジャンケン。勝ったのはまどか。かんちを除いた理由は唯一の人妻だから(笑。「裏・友情物語」で『ごめん、お先に』と言って、本当にお先に行ってしまったから。

このジャンケンが偶然なのか積み込みなのかはわからないが、一番ありえそうな人選に落ち着いている。むしろ私には人妻でないことの方が信じがたかったが(^_^;

 

2回あるVTRのパートは、「それが声優!」のエンディングと同様のメンバーのキャラクターを使ったラジオ形式。ほっちゃんとまりんかが青、かんちとがっきゅが赤(ピンク)、りえりーとまどかが黄色ということで、色かぶりユニットを作って Aice5 の曲をメドレー(ショートバージョン)で歌う。

# だから青色Tの仕入れが少ないと…ブツブツ(+_+)

 

その1曲前はイヤホンズに緑のますみんを加えた4人ユニットでの歌唱であった。姉妹ユニットなんだろうか? 2階席からはあまり違和感なく見られた(;゜ロ゜)

「five arrows」ではソファーのチアキングが、「Be with you」の MV で現れて9月の上映会で客の笑いを誘った2人の黒人男性が登場。あの二人、グッドルッキングガイと言うのか。ここでも驚きと笑いを誘ったのは言うまでもない(笑。

 

「ショートショートケーキ」を歌った後の MC5 では、11月に誕生日を迎えるかんちへのバースデーサプライズ。大きなケーキが登場するも運んでくる途中でローソクの火が消えて、スタッフが再点火する。そして、8年前にほっちゃんにしたのと同じように、今度は客席の赤いサイリウムをローソクに見立てて右側から順に消していく。順に消えていく様が見られるのは後方席のメリット…と書いておこう(苦笑

プレゼントにはゴルフグッズやボーダーのシャツが入っていた。それを開けていたのはほっちゃんだった。

このサプライズには一つ事件があったのだが、その真相は後に語られることになる。

 

そうこうするうちにライブ本編は終盤に入る。衣装は替わって、前日に発売された「Aice5 All Song Collections」のジャケットにある金色の衣装に衣替え。後方席で双眼鏡なしだと表情までは見えにくいが、一番布の量が多いのがほっちゃんである……はぁ、ゴールデンほっちゃん(^0^;)

「Lady Go!」はめぐる冒険の終盤の定番曲で、コールもおなじみであるが、Aice5 が5人揃って歌うのは逆に新鮮だった。「Get Back」はスフィアのA.T.M.O.S.P.H.E.R.E みたいにメンバーを順にコールしていくところが最高に楽しい。

ここであろうことか、チアキングを除く4人が2人ずつ客席に降りて歌う。2階席からは…床が邪魔になって全然見えにゃい。黒ネコ集会じゃあるまいし、客席に降りるなんて全然想定してなかったぞ。2階席に上がってくれたら神イベントだが、それは見果てぬ夢だったヾ(^^;ぉぃぉぃ

 

アンコール

ほっちゃんのめぐる冒険では起こらないアンコール(笑。

衣装は物販のTシャツにもふもふのスカート。各自のイメージカラーを着ている。チアキングは胸元を大きく開けるよう改造している。あーあ、同じ色のTシャツで参加したかったな。客席を眺めてみても、物販のTシャツを着ている人は少なく、チラホラとハッピが見える程度。

 

かんちへのサプライズを仕掛けるために、かんちを除いた4人の LINE グループが作られていた。そこで起こった LINE 事件がほっちゃんから語られる。

かんちにサプライズを仕掛けるために、かんちを抜いた LINE グループを作っていた。リハーサルで誕生日のお祝いをすることで、本番では何もないと思わせようとしていた。

その後、かんちから「そのグループは解散して」と言われたが、本当のサプライズはライブ当日だからますみんは存続させた。ほっちゃんもまどかもチアキングもそれを確認したが、なぜかその直後にチアキングが退出した

ますみん「バカすぎて再招待する気になれない」

 

チアキングの負傷はピンチだった。「それが声優!」では苺が足を負傷して、メンバーや周りの人の協力でライブを切り抜ける話がある。原作者として、そして実体験としてケガというピンチを迎えたますみんはユニットの絆を実感したと語った。

「バカすぎて」とは言ったものの、別の仕事でその場にいなかったますみんはチアキングのことを気遣った。

イヤホンズのりえりーはラストの挨拶で感極まって途中で言葉が出なくなる。「イヤホンズのことがもっともっと好きになりました」と。

 

感想 その2

予習不足のためイヤホンズのことはあまり書けなかったが、これからアニメ出演が増えて、イベントの出演が増えればファンは増えていくと思う。まぁまぁ可愛いし、面白そうな楽曲もある。課題は、ややもすると過剰供給気味の女性声優の中でいかに生き残っていくか、だな。

ライブイベントでお客さんを呼べても、本業となる声優業で仕事をつなげられるかがミソ。こればっかりはこちら側ではどうしようもない。

 

Aice5 が目的で来た(おそらく大多数の)お客にイヤホンズのお披露目をする狙いはうまくいったんだろうな。終わってみると、私を含め、周りの人達も好意的に迎えていた。

Aice5 の今後について次のイベントの告知はなかった。ライブ前日にますみんはツイッターで「私にとっての最後のライブ」とつぶやいていたので、次の予定はないのだろうか? 特設サイトの一問一答もいつまで続くのか……??

 

「解散はしない。これからはかんちの家で家飲みをするユニットになる」と挨拶にあったのだが、これがマジなら悲しい。いくら「それが声優!」のために復活させたとはいえ、チアキングのケガが治ったら単独ライブをしてほしい。ツアーは難しいかもしれないが、都内で 2days とかやってほしい。

この日のライブはイヤホンズとのツーマンだから、曲数はどうしても半分になる。イヤホンズのお披露目の役割は果たしたから、くどいようだが Aice5 単独で20曲くらい歌うライブをやってほしい

 

終演

終演は20時46分頃。「もう一回」のコールが次につながることはなく、無情にも追い出しアナウンスが流れる。

チアキングが復活した状態で改めて単独ライブを見たい。しかし一方で Aice5 (とモノクロちゃん)の活動に重きを置かれてしまって、ほっちゃん個人の活動が後ろに追いやられるのは歓迎しない。「めぐる冒険VI」がいつ頃になるのか、いやむしろ直近の話題としては「めぐる冒険V」の円盤の発売がいつになるのか…早めのアナウンスを希望(^_^;)

 

最後にチアキングのツイートから集合写真。

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