東山奈央 1st LIVE “Rainbow” at 日本武道館 感想とセットリストなど

東山奈央

2月3日は「東山奈央 1st LIVE ”Rainbow” at 日本武道館」へ行ってきました。去年のアニサマで発表があり(…行かなかったけど)、ソロデビュー丸1年にして最初の会場が日本武道館というのはなんともチャレンジングと思ったのが、発表時の印象でした。

一度しかないファーストライブ、アニサマ発表後の最速先行でチケットを取りました。新規開拓の腰が重く、趣味に関しては保守的な自分がチケットを取るのはそれだけの理由があったのですが、それは後で触れることにします。

行き慣れた声優イベントだとほっちゃんを除いてグッズはたいていスルーします(笑。…が、本公演では無線制御の多色ペンライト(ほっちゃんライブで言うところのフリフラ)が出るということで、これは買いたいと思っていました。

それと、文章がいっぱい載っている(と事前告知されている)パンフレット。ほとんど写真集といいたくなるパンフレットが多い中、「読ませる」パンフレットは読むにはそれなりの時間が掛かるため、写真集とくらべると価格相応という印象がしないでもありません。

 

ファーストライブなので物販状況の前例がありません。早朝出動までするつもりはないので、15時頃に武道館着。見ると、武道館の外周に沿って列ができていてウンザリするが、並ばないことには買えないので列に付きます。

2時間くらい並ぶのを覚悟しましたが、売り場の並列度がそれなりにあるためか、90分で買い抜け。ペンライトとパンフレットを買えました。

開演までは1時間半ほどあり、九段下駅近くの茶店で暫し休憩。配られていたコール本とさっき買ったパンフレットをパラパラと眺める。

そんで、17時半頃に武道館へ戻って入場しました。

 

入場、そしてセットリスト

武道館では何年ぶりかのアリーナ。会場の座席ブロックを見ると、センターステージが近い中央やや右寄りの良席だった。

この日は他にもイベントが多く、アニメ、声優系だけで10以上あったそうだが、見渡すと 2階席の上の方まで埋まっているようだった。ファーストライブでこれだけ入ったら上等ですよね。

開演前に先日 youtube で公開された「君の笑顔に恋してる」の振り付け動画が流れる。自分は前日に予習しておいたが、結構やることが多い。復習の意味で流してくれたのは良かった。

 

前説がてらの振り付け練習で暖まったあと、18時08分頃に開演。

センターステージにひとすじのスポットライトが当たり、そこに置いてあったマイクに向かってなおぼうが歩いて行くという演出。

最初のMCでは、「東山奈央に初めて会う人?」という問いかけに反応したお客さんに、「こんなやつです!」って(ぉ

 

セットリストはこちら:

01. 君と僕のシンフォニー
02. True Destiny
03. Bright Heart
04. Day by Day
05. グッバイ・アンブレラ
06. ガラクタフルワールド
07. StarLight
08. My Way
09. I Will
10. オトメイロ
11. 星の標
12. 初恋
13. 月がきれい
14. Rainbow
15. イマココ
16. Chain the world
17. 君の笑顔に恋してる

≪アンコール≫
18. らぶこーる (中川かのん)
19. ハッピークレセント (中川かのん)
20. 灯火のまにまに (※新曲)
21. 君と僕のシンフォニー
(21時03分頃終演)

 

なぜファーストライブに行ったか?

感想の前に、まずこのことについて書いておこう。

なおぼうは声優デビューして今年で8年目だそうだが、不勉強というか、かなり好きな声優以外の情報をほぼスルーする自分の性格のためか、東山奈央という声優を認識したのは2017年が最初だった。そのキッカケは春アニメの「月がきれい」だった。

本作の OP と ED を歌っているのを聴いて、「優しく歌い上げるいい声だな」というのが第一印象だった。しかし、これだけではまだモチベーションとしては弱かった。

 

「いい声だな」が「歌声に惚れる」まで高まったのは、本作の劇中歌で故・村下孝蔵の「初恋」のカバーを歌っているのを聴いたからだった。私は昭和世代なので当然原曲も聴いている。

本作は中学生の淡くせつない恋愛模様を描き、主人公の仲が進展するのかしないのか毎週ヤキモキさせられた。そんな主人公たちの思いを代弁したかのような「初恋」を歌ったなおぼうの歌声に惚れてしまった。

この気持ちはほっちゃんの歌声を最初に聴いたときに感じた印象に近かったかもしれない。透明感のある歌声というか… (注:PINCH! ではないw)

 

「初恋」はなおぼう名義の曲ではないが、「もし生で歌われる機会があるなら聴いてみたい」と思っていたから、ファーストライブが告知されて、チケットを申し込むことに躊躇はなかった。本人名義の曲と比べて歌う見込みは小さいかもしれないが、歌うかもしれない。だったら、期待する結果が得られる方に賭けるしかない。

そんな経緯があったので、バラードパートで「『月がきれい』でコラボしたかつての名曲を歌いたい」となおぼうが言ったとき、勝利を確信した。

 

若いお客さんが多いからだろうか、「青春時代に原曲を聴いたことがある人?」となおぼうが言ったとき、手を挙げていたのは(私を含めて)パラパラだった。続けて、「(手を挙げた人は)35歳くらい?」となおぼうは言っていたが、それだと生まれたときが曲の発表時でっせヾ(^^;ぉぃぉぃ

原曲を歌った村下孝蔵さんは若くして亡くなってしまったが、名曲は時代を超えて歌われることの証左である。

これを受けてか、「いつの日か、自分の楽曲を青春時代に聴いたと伝えてもらえるような楽曲を歌っていきたい」となおぼうは言っていた。いいアニソンは賞味期限が長いから、作品に恵まれればその希望は叶うと思う(^_^)v

 

その他感想など

「初恋」を含むバラードパートを締めくくったのが、アルバムのラストに収録された「Rainbow」。この曲への思いをなおぼうが語る。

 

新しい楽曲を作るにあたり、作詞をするよう勧められていた。以後、何度も作詞を勧められていたが、はぐらかしていた。

そんな中、アルバム作成が決まり、また作詞をするよう勧められるようになった。

作詞ははぐらかしていたが、作曲ならできると言って、先に作曲をした。

ただ、ここで作詞家さんが恋愛の詩を作ってきても困ってしまう…という心境だった。

それで作詞に取り組んだが、自分の正直な気持ちを詩で表現したかった。「苦しさやつらさ」を明日への糧にできるような曲を作りたいという思いがあった。(← この辺、記憶がうろ覚え)

そして、マネージャさんへの感謝の気持ちを表現したかった。いつも見守り、「どんなときでもうちの子が最高」と応援し、励ましてくれた。サポートしてくれる全ての人に感謝したい。

もちろん、今日ここに来てくれたみんなにも!

 

……と、楽曲への思いを語りながら涙ぐんでしまう一面も。

MC で涙ぐんでしまうと、そのあとの歌がクシャクシャになることがあったりするが、きっちりと最後まで歌い上げていた。楽曲にこめた思いは伝わったと思うよ。

 

順番が前後するが、ダンスパートではキレキレダンスを披露。「月がきれい」の楽曲イメージにより、しっとり歌う印象を持っていたのだが、ダンスは10年続けていて得意らしい。ただ、人に見せるためという意識が強かったわけではなく、(こうして人前に立つなら)もっとまじめにやっておけばよかったと述懐。

ダンサーさんが6人いて、なおぼうを含めて7人。虹の七色をあしらった「レインボーダンサーズ」だ。なおぼうは青担当なのだが、Aice5ブルーのほっちゃん、みのりん、お奈々さん…どうも青い声優に縁があるのだろうか?

高校生の時に初めてアニソンフェスの DVD を買って、全アーティストのダンスを完コピできるほど練習したそうだ。

 

アンコールはデビュー作となる「神のみぞ知るセカイ」から、中川かのんのキャラソン。

アニメを見ていた人にとっては感慨深いシーンだっただろうが、私は「神のみ」は見ていなかった。自分にありがちの、録画はしていたけど見ていなかったというヤツ。帰宅して調べてみると、案の定、ハードディスクの肥やしになっていた(;゜ロ゜)

髪に付けた黄色い大きなリボンも、スカートを脱ぎ捨てるシーンも作品を踏まえての演出だったが、自分にはポカーンだった。歌手活動丸1年で持ち歌が少ないだろうから、キャラソンが来るとは思っていたが、デビュー作まで手が回らなかった。見ていないから、作品中でアイドル活動しているなんて知らないヾ(^^;ぉぃぉぃ

あとで、肥やしになっていた「なるりん制圧」となる7話のコンサートシーンを見て、納得するのであった。

 

セットリストを考える際に「神のみ」のキャラソンを歌うと決めて、スタッフからも了解をもらったが、それだけでは済まなかった。なぜならレーベルが違うから。相手のレーベルは同じ日にフェスをやっている NBC ユニバーサル エンターテインメントジャパン。楽曲使用の許可をくれたことの謝辞を MC で語っていた。

 

アンコールでは3つの告知。1つ目は本公演がブルーレイになること。発売日などの情報は追ってお知らせ。これは嬉しい! ファーストライブを武道館で開催したくらいだから、ちゃんと商品化して残してくれるのはありがたい。

2つ目は東山奈央ファンクラブ(ファンサイト?)の開設。ネット上のコンテンツで、スフィアみたいに月額課金制になるようだ。母親には反対されたが、料理を作るコンテンツがあるとか。

3つ目はニューシングルのリリースで、これが次に披露される新曲であった。この「灯火のまにまに」は、今春放送されるアニメ「かくりよの縮飯(やどめし)」の主題歌。同作でなおぼうがヒロイン役となる。

和テイストな盛り上げ系の曲。アーティスト写真は着物を着て和風だが、太ももが出ていて一部でエロいと話題になっているらしい(笑

ラストはアルバム表題曲の「君と僕のシンフォニー」をもう一度歌って締め。

 

まとめ

ほとんど予備知識を持ってなかった声優さんのイベントに行くのは、長年のイベント人生の中でもたぶん初。キッカケは劇中歌の「初恋」で、歌う見込みは小さいかもと思っていたが、期待通り歌ってくれた。極端な話をすれば、それだけで来た甲斐があったといえる。

かのんのキャラソンでポカーンだったのは見ていなかったのだから仕方ないとしても、アルバムをキッチリ予習したおかげで十分に楽しむことができた。私の周りでは変に厄介なお客もおらず、気持ちよくイベントを楽しめた。

2nd ライブがあるとするなら、次のアルバムが出るタイミングになるのだろう。そのときはまた参加したい。

 

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